一人一人のライフスタイルに適したレンズをご提案します
眼内レンズの選択と度数設定(どこにピントを合わせるか)は、患者さまの眼の状態やライフスタイルによって慎重に決定いたします。
当院では、 仕事や趣味などの日常生活について事前にアンケートを行った上で、患者様の眼の状態や生活に適した眼内レンズをご提案しております。レンズの選択は術後の見え方や生活に大きく関わってきますので、わからないことや不安なことなどございましたら、お気軽にご相談ください。
眼内レンズには単焦点と多焦点の2種類のタイプがあります
単焦点レンズ | 多焦点レンズ | |
術後の見え方 | 「遠く」または「近く」の どちらか一方がよく見える |
「遠く」と「近く」両方が よく見える |
眼鏡 | 必要 | ほとんど不要 |
保険 | 保険適応 | 保険非適応 |
眼内レンズ選びのセルフチェックリスト |
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下記動画内で、眼内レンズによる見え方の違いや目の状態による見え方の違いについて、わかりやすくご紹介しております。(5分32秒)
■ピントが合う距離が一つです。
■度数は患者様のご希望に応じて決定します。
■手術は保険診療で行うことができます。
■手元から遠くまでおおむねピントが合います。
■通常の生活では、メガネの必要性はほとんどありません。
■暗い所でまぶしい光を見ると、光の周りに輪が見えたり(ハロー)、光がにじんで見えたり(グレア)する事がありますが、時間とともに慣れてきます。
■保険外診療となります。
通常、多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術は自由診療となり、患者様の全額自己負担となります。しかし、当院は多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術の先進医療施設に認定されており、術前・術後の検査多焦点眼内レンズの手術費用について、投薬代は健康保険が適用されます。
白内障手術と手術後の見え方に関するDVDも貸出しております。ご希望の方は、お気軽に医師にご相談ください。
多焦点眼内レンズは手元から遠くまでおおむねのピントが合うため、
様々なライフスタイルに適応します。
ここでは、ライフスタイルの一例を紹介いたします。レンズ選びの際にご参考下さい。
眼鏡なしで値札と店内全体を見ることができる。
眼鏡なしでガイドブックと景色を見ることができる。
眼鏡なしでスコアボードとボールが見え、汗をかいてもすぐに顔を拭くことができる。
眼鏡なしで教科書と生徒の顔を見ることができる。
眼鏡なしで手元のはさみと鏡が見える。
農作業中に眼鏡への泥はねが気にならない。
当院では国内で使用可能な眼内レンズを全て取り扱っております。
現在、眼内レンズは大きく分けて単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズに分けられます。
白内障手術では単焦点眼内レンズのみ保険適応となります。
しかし、単焦点眼内レンズは、遠くか近くのいずれしか焦点が合わないため、術後はメガネの着用が必須でした。
そこで、先進医療認定施設である当院では、ご希望の方には先進医療に対応した多焦点眼内レンズにてご対応させていただきます。
当院で使用する眼内レンズには下記のものがあります。
下記の眼内レンズから術前の検査のデータをもとに最適の眼内レンズを選び使用します。
それぞれ近方加入度数の違いにより下記の2焦点にピントが合います。
みなさんのライフスタイルに合わせてお選びいただけます。
読書や編み物、カメラなど、比較的近距離にピントを合わせることが日常生活に多い方にお勧めです。眼鏡をかけずに2つの焦点にピントを合わせることができます。
近方:編み物も楽しく。
近方:趣味のカメラのピント合わせも楽に。
近方:好きな本も気軽に読めます。
パソコンでの作業や料理、ピアノ演奏など、近距離と中距離の両方にピントを合わせることが多い方にお勧めです。眼鏡をかけずに2つの焦点にピントを合わせることができます。
遠方:みんなで会話をしながら近方:料理作りができます。
遠方:仲間と歌いながら近方:楽譜を見て演奏できます。
遠方:家族と会話しながら近方:お料理を選べます。
ゴルフなどのスポーツや買い物、車の運転などで中距離にピントを合わせることが日常的に多い方にお勧めです。眼鏡をかけずに2つの焦点にピントを合わせることができます。
遠方:周りを見ながら近方:棚に並んでる商品を確認できます。
遠方:ドライバーの飛球を見て近方:パターもボールを見てしっかりと。
遠方:運転しながら近方:カーナビも確認できます。
Abbott社製の多焦点眼内レンズについて、多焦点眼内レンズのメリットやデメリット、適応などをわかりやすくご紹介しております。(8分6秒)
近方重視の方用 | 標準タイプ | 遠方重視の方用 | トーリックレンズ |
遠方:3m前後~遠く |
遠方:3m前後~遠く |
遠方:3m前後~遠く |
乱視が強い方用 |
がん保険などに付帯する先進医療特約を保険会社と契約されている方は保険金として手術代金が下りる場合があります。一度保険会社にご相談ください。
当院で使用する眼内レンズは全て少し黄色がかった眼内レンズを使用します。
透明なものを使用すると術後青白く見える場合が多く、若干黄色がかったほうが術後、より自然な見え方になるためです。
現在全国で使用されている眼内レンズの約80%はイエローレンズです。
当院では、白内障専門の検査も実施しています。